― ストレスや睡眠の質が首肩の緊張を作る理由 ―
肩こりの原因というと、
姿勢や筋肉疲労を思い浮かべる方が多いと思います。
もちろんそれも大きな要因です。
しかし、慢性的な肩こりの場合、
もう一つ重要なのが 自律神経の働きです。
実際の臨床でも、
・肩こりがなかなか抜けない
・寝ても疲れが取れない
・夜中に目が覚める
こうした状態が重なっている方は少なくありません。
■ 自律神経は体の「アクセルとブレーキ」
自律神経には大きく分けて
交感神経(活動モード)
副交感神経(回復モード)
の2つがあります。
日中は交感神経が働き、
夜になると副交感神経が優位になり体は回復します。
このバランスが保たれていると、
・血流がスムーズ
・筋肉が柔らかい
・睡眠の質も安定する
という状態になります。
■ ストレスが続くと体は「緊張モード」
問題は、
交感神経優位の状態が長く続くことです。
例えば、
・仕事のストレス
・考え事が多い
・スマホやPCの長時間使用
・睡眠不足
こうした生活が続くと、
体は常に 緊張モードになります。
すると、
・血管は収縮
・末梢血流が低下
・筋肉が緊張しやすくなる
という状態が続きます。
この状態が長く続くと、
首や肩の筋肉は常に力が入ったままになり、
肩こりが慢性化しやすくなります。
■ 睡眠の質と肩こり
睡眠も非常に重要な要素です。
人の体は、
寝ている間に副交感神経が優位になり、
・筋肉の緊張
・神経の疲労
・内臓の働き
を回復させています。
しかし、
・途中で何度も目が覚める
・寝ても疲れが抜けない
こうした状態では、
体は十分に回復できません。
その結果、
首や肩の緊張が
翌日まで残ってしまうことがあります。
■ 肩こりは「体の防御反応」
慢性的な肩こりは、
単なる筋肉疲労というより
体の防御反応
とも言えます。
ストレスが多い
睡眠の質が低い
内臓が疲れている
こうした状態のとき、
体は無意識に筋肉を緊張させて
バランスを保とうとします。
つまり肩こりは、
体の内側の状態を知らせるサイン
でもあります。
■ 鍼灸が自律神経にアプローチできる理由
鍼灸では、
・自律神経を整えるツボ
・内臓の働きを助けるツボ
・血流を改善するツボ
を組み合わせて施術を行います。
その結果、
・体の緊張が抜ける
・睡眠の質が上がる
・肩の力が自然と抜ける
という変化が起こることがあります。
肩だけを揉むのではなく、
体全体のバランスを整えるという考え方です。
■ 次回予告
次回は、
東洋医学の視点から
「経絡と肩こり」
について解説します。
なぜ肩に原因がないのに
肩がこることがあるのか。
ツボや経絡の考え方をもとに、
体のつながりを整理していきます。
まとめ
慢性的な肩こりには、
・筋肉
・姿勢
だけでなく、
・自律神経
・睡眠の質
・ストレス
といった体の内側の働きが
大きく関係していることがあります。
肩こりがなかなか改善しない場合は、
体全体のバランスを見直すことが大切です。
りゅうさん鍼灸整体院では
肩こりを「肩だけの問題」とは考えません。
自律神経や内臓の働きまで含めて、
体全体のバランスを整える施術を行っています。
慢性的な首肩こりでお悩みの方は、
お気軽にご相談ください。

