肩こりと経絡の関係

りゅうさんの豆知識

― 肩だけに原因がない理由 ―

肩こりというと、
「肩の筋肉が硬くなっている」と考えるのが一般的です。

確かに、
僧帽筋や肩甲挙筋などの筋肉が緊張していることは多く、
局所の施術で楽になることもあります。

しかし臨床では、

・肩を施術してもすぐ戻る
・背中を触ると強い緊張がある
・胃腸の調子も不安定

こうしたケースもよく見られます。

東洋医学では、このような状態を
経絡の流れや内臓の働きとの関係から考えていきます。


■ 経絡は体をつなぐネットワーク

東洋医学では、
体の中には「経絡」というエネルギーの通り道があり、

筋肉
内臓
神経
血流

これらをつなぐネットワークのような役割をすると考えます。

つまり、
肩の症状であっても

別の場所のバランスが崩れることで
肩に反応が出る

という考え方です。


■ 背中は内臓の反応が出やすい場所

臨床で肩こりの方を触診すると、
肩だけでなく 背中の緊張が強いことがよくあります。

特に、

・胃の働きが落ちている
・食生活が乱れている
・ストレスが多い

こうした方では、
背中の緊張が抜けにくい傾向があります。

東洋医学では、背中には
**背部兪穴(はいぶゆけつ)**と呼ばれるツボが並んでいます。

これはそれぞれの内臓と関係しているツボで、




などの働きとつながっています。

背中の緊張が強い場合、
これらのツボを整えることで体全体のバランスが変わることがあります。


■ 胃の働きと肩こり

肩こりの方の中には、

・胃の不快感
・食後の重さ
・食生活の乱れ

を感じている方も少なくありません。

こうしたケースでは、
胃の働きを整えるツボを使うことがあります。

例えば、

足三里や手三里などは
胃腸の働きを助けるツボとしてよく使われます。

また、
当院ではお灸を使って胃の働きを整える施術を行うこともあります。

消化機能が整うことで、
背中や肩の緊張が軽くなる方も少なくありません。


■ 自律神経と頭のツボ

肩こりの方の多くは、

・考え事が多い
・ストレスが続いている
・睡眠の質が低い

といった状態も重なっています。

そのため、

**百会(ひゃくえ)**など
自律神経のバランスを整えるツボを使うこともあります。

頭の緊張が抜けると、
首肩の力が自然と抜けることがあります。


■ 局所と全体のバランス

もちろん、
肩の局所的な緊張を整えることも大切です。

しかし、

背中
胃腸
自律神経

といった体全体のバランスを整えることで、
肩の緊張がより改善しやすくなることがあります。

東洋医学では、
体はすべてつながっているという視点で施術を考えていきます。


■ 次回予告

このシリーズではここまで、

・肩こりと内臓
・肩こりと自律神経
・肩こりと経絡

という視点でお話してきました。

次回は、

「肩こりと顔の関係」

についてお話しします。

実は、

首や肩の緊張は
血流や自律神経を通して

顔の状態にも影響することがあります。

ここから、
美容鍼灸との関係についても少し触れていきます。


まとめ

肩こりは、

筋肉だけの問題ではなく

・内臓
・自律神経
・経絡

といった体のつながりの中で起こることがあります。

そのため、
肩だけを施術するのではなく、

体全体のバランスを整えることで
改善につながるケースも少なくありません。


りゅうさん鍼灸整体院では

慢性的な肩こりに対して、

・自律神経
・内臓の働き
・体全体のバランス

を見ながら施術を行っています。

長年続く肩こりでお悩みの方は、
お気軽にご相談ください。

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