― 胃・肝・腸の状態が首肩の緊張をつくることがある ―
肩こりの原因というと、
・姿勢
・デスクワーク
・スマホ
・筋肉疲労
このような「筋肉や骨格」の問題がよく挙げられます。
もちろんこれらも大きな要因です。
しかし、臨床で多くの方を診ていると、
内臓の働きと肩こりが関係しているケースも少なくありません。
東洋医学では昔から
「背中は内臓を映す場所」と考えられてきました。
■ 食べ過ぎると背中が張る理由
例えば、食事のあとに
「背中が重い」
「肩甲骨の間が張る」
そんな経験はないでしょうか。
東洋医学では、胃や脾(消化吸収)に負担がかかると
背中の“胃兪”や“脾兪”といった場所が反応すると考えます。
実際の体でも、
食べ過ぎ
消化不良
冷たい飲食物の摂りすぎ
こうした状態が続くと
背中の緊張が抜けにくくなる方がいます。
これは、内臓と自律神経が密接に関係しているためです。
消化活動がうまく働かないと、
自律神経のバランスが崩れ、筋肉の緊張にも影響します。
■ お酒と肩こりの関係
もう一つよくあるのが
お酒と肩こりの関係です。
東洋医学では、アルコールは
「肝」の働きと深く関係すると考えます。
肝は、
・血流の調整
・気(エネルギー)の流れ
・筋肉の柔軟性
と関係する臓です。
飲酒量が増えると、
このバランスが乱れやすくなり、
・首が張る
・肩が重い
・目の奥が疲れる
といった状態につながることがあります。
特に、
仕事のストレス
考え事の多さ
睡眠不足
これらが重なると、
肩の緊張が慢性化しやすくなります。
■ 腸内環境と背中の重だるさ
最近では
腸内環境と自律神経の関係も注目されています。
腸は「第二の脳」と呼ばれるほど、
神経系と深く関係しています。
腸の状態が乱れると、
・睡眠の質の低下
・自律神経の乱れ
・慢性的な疲労感
といった変化が起こりやすくなります。
その結果、
背中や肩周りの緊張が
慢性的に続くケースもあります。
■ 肩こりは体からのサイン
こうした視点から見ると、
肩こりは単なる筋肉疲労ではなく、
体の内側の状態を知らせるサイン
とも言えます。
・最近、食生活が乱れている
・お酒が増えている
・睡眠の質が下がっている
そんな時に肩がこるのは、
体がバランスを崩しているサインかもしれません。
■ 次回予告
次回は、
「自律神経と肩こり」について解説します。
なぜストレスが続くと肩が硬くなるのか。
なぜ睡眠の質が下がると首肩が抜けなくなるのか。
体が緊張状態に入り続ける仕組みを、
もう少し深く整理していきます。
まとめ
慢性的な肩こりは、
・姿勢
・筋肉疲労
だけでなく、
・内臓の働き
・食生活
・自律神経の状態
といった体の内側のバランスとも関係しています。
もし肩こりが長く続いている場合は、
体の内側の状態にも目を向けてみることが大切です。
りゅうさん鍼灸整体院では
慢性的な肩こりに対して、
筋肉だけではなく
・自律神経
・内臓の働き
・生活習慣
まで含めて体全体を整える施術を行っています。
長年続く肩こりでお悩みの方は、
お気軽にご相談ください。

