「朝、靴下を履こうとした瞬間に…」
「ちょっと前かがみになっただけで動けなくなった」
「寒くなってから腰が不安定な気がする」
冬の入り口から年末にかけて、
ぎっくり腰（急性腰痛）は明らかに増えます。
ぎっくり腰は “重いものを持ったから” だけで起こるわけではなく、
冷え・疲労・姿勢のクセ・自律神経の緊張 が重なったタイミングで、
ふとした動きが「引き金」になります。
今回は、寒い時期にぎっくり腰が増える理由と、
鍼灸・整体での考え方、そして自宅でできるケアをまとめました。
■ なぜ冬はぎっくり腰が多いのか？
① 冷えで筋肉・関節の柔軟性が落ちる
寒さで血流が低下すると、
背中〜腰の筋肉が“カチッと固い状態” になりやすくなります。
固いまま前かがみ・ひねり動作をすると、損傷が起こりやすくなります。
② 年末のストレスと疲労で交感神経が優位に
忙しさ・責任・プレッシャーが重なると、
体は常に“力が入った状態”。
回復しづらく、寝ても疲れが抜けないことで、
ぎっくり腰のリスクが上がります。
③ 姿勢の崩れ（特に「骨盤の前後バランス」）
寒いとどうしても姿勢が丸くなり、
腰椎〜骨盤への負担が増えます。
そこに小さなクセが積み重なると、いつのまにか限界値に…。
■ ぎっくり腰が起きた直後に “やらない方がいいこと”
● 無理に動かす／伸ばす
→ 悪化しやすい。とくに前屈ストレッチは厳禁。
● 長時間の入浴で温めすぎる
→ 炎症が強い時期は逆効果になることがあります。
● マッサージで強くもみほぐす
→ 痛みが長引くことが多いです。
■ 初期（1〜3日）にやるべき正しいケア
● ① 痛い方向へは動かさない
腰は触らず“楽にできる姿勢”を確保するのが最優先。
● ② 氷ではなく“軽い温め”
炎症期でも、仙骨まわりを軽く温めると
自律神経が落ち着き、筋肉のこわばりが緩みます。
● ③ 深呼吸（胸ではなく“お腹”が動く呼吸）
呼吸が浅くなると、背中〜腰の緊張が抜けません。
少しずつお腹を使う呼吸に切り替えるだけで痛みが和らぐことがあります。
■ 鍼灸・整体での「ぎっくり腰」ケア
当院では、ぎっくり腰の施術は 痛い部位に直接アプローチしすぎない ことを大切にしています。
● 鍼灸
・腰を支える深層筋の緊張を安全にゆるめる
・背中〜骨盤周囲の血流を改善
・交感神経の過緊張を落ち着かせる
→ 痛みが落ち着き、動ける範囲が広がりやすくなります。
● 整体
・骨盤・肋骨・背中の動きを整え、負担のかかりにくい身体へ
・炎症が引いた後、再発しないための“動作のクセ”を調整
→ ぎっくり腰を繰り返している方に特に効果的です。
■ 冬にぎっくり腰を防ぐためのセルフケア
● ① 朝の「骨盤ゆらし」
仰向けで膝を立てた状態で、左右に骨盤をゆらすだけ。
腰の緊張がふわっと和らぎます。
● ② 寒い外に出る前の“お尻ほぐし”
お尻（大臀筋）を軽くほぐしておくと、
腰にかかる負担をグッと減らせます。
● ③ 重い物を持つときは“息を止めない”
呼吸を止めると一瞬で腰に負担が集中します。
■ ぎっくり腰は「突然」ではなく“積み重ね”
多くの方が「急にやった」と感じますが、実際には
冷え・疲労・姿勢の崩れ・自律神経の緊張 が積み重なった結果です。
・最近、腰が重い
・寒さで朝の動きが悪い
・同じ姿勢が増えている
そんなときは、早めのケアが一番です。
📍新鎌ヶ谷のりゅうさん鍼灸整体院では、
産後の体調不良や自律神経の乱れ、肩こり・腰痛、急なぎっくり腰の施術も行っています。
“がんばりすぎる体と心”をやさしく整えるケアで、早期回復をサポートします。
ぎっくり腰・腰の痛みでお悩みの方は、
お気軽にご相談ください。
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